制度・お金

B型工賃と障害年金はいくらになる?生活費の考え方

公開:2026年4月30日 更新:2026年4月30日 著者:障がいHACK編集部
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B型の工賃だけで生活するのは難しいため、現実には障害年金や各種制度と組み合わせて生活を考える人が多いです。

この記事では、B型工賃と障害年金を合わせた場合の生活費の見方を整理します。


B型の平均工賃は月額24,141円

厚生労働省の令和6年度実績では、就労継続支援B型の平均工賃は月額24,141円です。

これは全国平均なので、実際には事業所や通所ペースによって差があります。月1万円台の人もいれば、作業内容や利用時間によってそれ以上になる人もいます。


障害基礎年金の金額

日本年金機構の令和8年4月分からの年金額では、昭和31年4月2日以後生まれの方の障害基礎年金は次のとおりです。

等級年額月額目安
1級1,059,125円 + 子の加算約88,260円
2級847,300円 + 子の加算約70,608円

B型平均工賃24,141円と障害基礎年金2級の月額目安を合わせると、単純計算では約94,700円です。

70,608円 + 24,141円 = 94,749円

ただし、実際の生活費は家賃、食費、光熱費、医療費、交通費で大きく変わります。


一人暮らしはかなり厳しいことが多い

都市部で一人暮らしをする場合、家賃だけで5万円以上かかることも珍しくありません。障害基礎年金2級とB型工賃の組み合わせだけでは、家賃・食費・光熱費をすべてまかなうのは厳しいケースが多いです。

そのため、次のような選択肢をあわせて検討します。

  • グループホーム
  • 家族との同居
  • 生活保護
  • 障害者手帳による減免
  • 医療費助成や自立支援医療
  • 交通費補助のある事業所

グループホーム利用時の考え方

グループホームでは、家賃、食費、光熱費、日用品費などが必要です。自治体の家賃補助や生活保護の住宅扶助を使える場合もあります。

大切なのは、収入だけで判断せず、毎月の固定費を一覧にすることです。

項目確認すること
家賃補助後の自己負担額
食費実費か定額か
光熱費月額固定か実費か
日用品費共益費に含まれるか
工賃交通費や昼食費を引いた実質額

まとめ

B型工賃は生活費の一部にはなりますが、単独で生活を支える水準ではありません。障害年金、住まい、医療費、交通費補助を組み合わせて、毎月の収支を具体的に見ることが大切です。

障害年金の詳しい条件は「障害年金は誰がもらえる?条件・金額・申請の流れ」、B型工賃の平均額は「就労継続支援B型の平均工賃はいくら?」で解説しています。


参照元:

ご注意:この記事の情報は 2026年4月30日 時点のものです。制度の内容は自治体によって異なる場合があります。最新情報は各自治体の窓口にてご確認ください。
障がいHACK編集部
障がいHACK編集部 編集長 TOMI
障がい者グループホームで働きながら、福祉制度・就労支援・暮らしの情報を発信しています。

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